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家庭血圧の測りかた

家庭血圧の測り方

 高血圧で治療中の人もそうでない人も、血圧を測ることは健康管理においてとても大切です。特に高血圧症の人では、家庭血圧計を使って家庭での血圧を測定することが高血圧の治療に対してとても重要な意味を持ちます。

 血圧測定には、外来で測定する診察室血圧、家庭で測定する家庭血圧、24時間血圧計をつけたままにして1日中の血圧を測る24時間測定血圧の3つの種類があります。24時間の血圧測定は、何度も繰り返して行える簡便さがなく、診察室血圧は白衣現象(家では血圧が高くないのに、病院に来院時や診察時になると一時的に血圧が高くなる現象)の問題や、薬が良く効いている時間にしか血圧が測れないなどの問題があるため、家庭血圧が最もその人の血圧の値を評価するのに適しています。また最近では、内蔵されたタイマーにより夜間就寝中の血圧を自動的に測定できる家庭血圧計もあります。更には、診察室で測定した血圧値よりも家庭で測定した血圧値の方が、脳卒中や心筋梗塞などの脳心血管疾患のリスク予測に有効です。そのため、高血圧で治療を受けている人では、家庭での血圧をできるだけ毎日測定し、診察のたびに家庭血圧を記録した手帳などを持参すると、治療に非常に役立ちます。家庭血圧では、収縮期血圧(上の血圧)が135mmHg以上、拡張期血圧(下の血圧)が85mmHg以上で高血圧と診断します(夜間睡眠時は120/70mmHg以上で高血圧になります)。

体位による血圧測定誤差変動
(Pickering TG: Blood pressure measurementより引用)
体位による血圧測定誤差変動

腕帯の巻き方による血圧測定誤差腕帯の巻き方による血圧測定誤差

 このように、診療において大変重要な家庭血圧ですが、家庭血圧を高血圧診療に活用する前提として、測定する機器および測定方法が適切でなければなりません。家庭血圧測定は測定方法により正しくない値が出ることもよくありますので、正しい測定方法で測定することが必要です。最も大事なのは、血圧を測定するときの体位で、必ずカフを心臓の高さに保ち数分間の安静の後に測定を行わなければなりません。血圧を測るときの腕の高さにより、上図に示すような差が見られます。また血圧計には、腕で測るタイプのもの、手首で測るタイプのもの、指で測るタイプのものなどがありますが、手首で測るタイプのものは手首の動脈周囲が橈骨・尺骨・腱という固い組織に囲まれた解剖学的な構造のため十分な加圧を加えても正しい値が測れないことがよくあります。また指での血圧測定は、末梢血管の収縮が影響することや、血圧の変動性が末梢ほど大きいことなど、誤差を生じる要因が多いため推奨されていません。そのため、家庭血圧計は腕で測るタイプのものを使う必要があります。また、家庭血圧は静かで適当な室温の環境での測定が必要で、寒い部屋で血圧を測定してしまうと本来の血圧値よりも高い値になります。

血圧測定部位の解剖学的特徴
(菊谷昌浩、他:血圧 2001より引用)
血圧測定部位の解剖学的特徴

家庭血圧の測定部位による測定値の違い
(黒田俊男:高血圧診療のコツと落とし穴(島田和幸 編);7-9)
家庭血圧の測定部位による測定値の違い

 家庭血圧による血圧管理に際しては、その測定条件をできる限り統一することが求められます。血圧を測る時間は、原則として朝と夜の2回が推奨されています。朝の血圧測定は起床後1時間以内で排尿を済ませた後で、服薬や朝食より前に座位で行います。なお、喫煙も血圧測定終了までは控える必要があります。夜の血圧測定は就寝前の落ち着ける時に座位で行います。入浴、飲酒、食事の直後の測定は避ける必要があります。また自覚症状のある時や休日の昼間に測定した血圧値なども治療上の参考となります。朝と晩のいずれかしか血圧を測定できない場合は朝に測定する方が推奨されています。通常は2回以上測定を行い、その平均値をそのときの血圧値とするのが良いと考えられていますが、1回のみ測定した場合はその値をその機会の測定値とします。また、複数回血圧を測定した時はできるだけ全ての測定値も記録しておきます。

家庭血圧の測り方

 血圧コントロールが良好になった後は家庭での血圧測定は必ずしも毎日行う必要はありませんが、中止はせずに週に1日~3日程度の測定を長期間継続する必要があります。家庭血圧を測定することにより、白衣現象の有無や薬の効果の判定も行えます。なお家庭血圧の基準値は、リラックスして測定できることから、診察室血圧よりも5mmHgずつ低い値に設定されています。

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